資産形成を始めると、
多くの人が一度は迷うのが、
投資信託とETFはどっちがよいのかと
いう問題です。
どちらも長期の資産形成でよく使われる
商品ですが、実際に調べてみると違いが
多く、初心者ほど判断しにくいと感じ
やすいと思います。
私自身も、
サイドFIREを意識して資産形成を考える中で、
「結局、自分にはどちらが合っているのか」
が最初はかなり分かりにくかったです。
投資信託のほうが手軽そうに見える。
でもETFのほうがコストや分配金の面で
有利とも言われる。
情報を見れば見るほど、逆に迷いやすく
なる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、投資信託とETFの違いを、
サイドFIREを考える人向け に整理します。
結論から言うと、
積み上げ期は投資信託、キャッシュフローや
取り崩しを意識する段階ではETFも有力
という考え方がかなり現実的です。
投資信託とETFは何が違うのか

まず大まかに言うと、
投資信託は積立しやすい商品、
ETFは株のように売買する商品です。
投資信託は、
証券会社で毎月自動積立しやすく、
100円や1,000円単位から始められる
ものも多いです。
一方でETFは、取引時間中に価格が動き、
その時点の値段で買う形になります。
かなりざっくり整理すると、
違いは次のようになります。
・投資信託:自動積立しやすい、少額で始めやすい
・ETF:リアルタイムで売買できる、分配金を
受け取れる商品がある
・投資信託:再投資しやすい
・ETF:自分で買うタイミングや口数を
決める必要がある
つまり、手間を減らしてコツコツ
続けたい人は投資信託寄り、
分配金や商品構造まで意識したい人は
ETF寄りになりやすいです。
サイドFIREを考える人が比較したい4つのポイント

サイドFIREを目指す人が見るべきなのは、
単純な値上がり益だけではありません。
比較したいのは、主に次の4つです。
1.積立のしやすさ
たとえば、
毎月5万円を15年間積み立てるとします。
5万円 × 12か月 × 15年 = 900万円
元本だけでも900万円です。
このとき重要なのは、
理論上どれだけ増えるかだけではなく、
15年間ちゃんと続けられるか です。
この点では、
投資信託の強みはかなり大きいです。
自動積立にしてしまえば、毎月の
判断回数を大きく減らせます。
忙しい会社員にとって、
「迷わず続けられる仕組み」
は数字以上に重要だと思います。
2.コストの違い
ETFは、投資信託より信託報酬が低い
商品もあります。
長期運用では、この差が効く場面があります。
たとえば、1,000万円を長期間保有する場合、
年間コスト差が0.1%あるだけで、
1,000万円 × 0.1% = 年間1万円
になります。
1年では小さく見えても、
10年、20年単位では差が広がります。
そのため、資産額が大きくなってくるほど、
コスト意識は重要になります。
3.分配金・キャッシュフローの作りやすさ
サイドFIREを考える人にとって、
ETFの魅力になりやすいのがここです。
たとえば、
1,200万円を年3%程度の分配金利回りが
期待できるETFで保有しているとすると、
1,200万円 × 3% = 年間36万円
月あたりでは約3万円です。
もちろん税金や価格変動はあり、
利回りは一定ではありません。
それでも、資産から定期的にお金が入る
感覚を持ちやすいのはETFの特徴です。
4.取り崩しやすさ
投資信託は資産形成には向いていますが、
取り崩し段階では「いくら売るか」
を毎回考える必要があります。
一方でETFは、分配金がある商品なら、
一部は取り崩さずにキャッシュフローを
受け取れるという感覚を持ちやすいです。
サイドFIREでは、資産額そのものだけでなく、
毎月の生活費の不足分をどう埋めるかが大切
なので、この違いは意外と大きいです。
数字で考えると投資信託が向いている人
まず、
投資信託が向いている人を数字例で考えます。
たとえば、
毎月3万円を20年間積み立てるケースです。
3万円 × 12か月 × 20年 = 720万円
元本は720万円です。
ここで年3%や年5%などの運用成果が出れば、
将来の評価額は元本より大きくなる可能性があります。
もちろん運用に絶対はありませんが、
長期・積立・分散を前提にするなら、
投資信託はかなり相性がよい商品です。
特に次のような人には向いています。
・毎月定額で積み立てたい
・新NISAを使ってシンプルに運用したい
・分配金より、まず資産全体を大きくしたい
・売買の手間を減らしたい
サイドFIREの初期段階では、
まず資産を増やす土台づくりが大事です。
その意味では、投資信託は
続ける仕組みを作る商品
としてかなり優秀だと思います。
数字で考えるとETFが向いている人
一方で、ETFに向いている人もいます。
たとえば、
資産が1,500万円あり、そのうち
600万円をETFで運用するとします。
仮に分配金利回りが年3%なら、
600万円 × 3% = 年間18万円
月あたりでは約1.5万円です。
生活費全体をまかなえる額ではなくても、
通信費や保険料、趣味代の一部を補う
イメージには近づきます。
この毎月の不足分を少しずつ埋める感覚は、
サイドFIREを考える人にとってかなり重要です。
特に次のような人はETF向きです。
・分配金やキャッシュフローを意識したい
・資産を取り崩すだけでは不安がある
・自分で買うタイミングや商品を選びたい
・ある程度まとまった資産ができてきた
私自身も、サイドFIREを考えるときに気に
なるのは、資産額そのものだけではなく、
毎月どれくらい安心感につながるか
という部分です。
そう考えると、ETFの分配金に魅力を
感じる人が多いのも自然だと思います。
サイドFIREを考えるならどう使い分けるべきか

ここまで整理すると、
かなり現実的な答えは見えてきます。
積み上げ期は投資信託、
取り崩しやキャッシュフローを意識し
始めたらETFも検討という考え方です。
たとえば、
・40代前半:毎月5万円を投資信託で積立
・50代以降:資産の一部をETFに振り分ける
・サイドFIRE直前:投資信託の取り崩しと
ETFの分配金を組み合わせる
この形なら、かなり現実的です。
資産形成の初期にETFだけで積み上げようとすると、
買付単位やタイミングの問題で続けにくい人もいます。
逆に、資産が増えてきたのに投資信託だけで考えると、
取り崩しのイメージを持ちにくい場合もあります。
だから、
投資信託かETFかの二者択一で考えすぎないことが大切
だと思います。
私ならこう考える

私自身は、サイドFIREを目指すうえで大事なのは、
最初から完璧な正解を当てることではなく、
続けやすい形を作ることだと考えています。
投資信託は始めやすく、積立も自動化しやすい。
その一方で、将来的にはETFのようなキャッシュ
フローを意識できる商品にも魅力があります。
だから現実的には、最初は投資信託中心、
後からETFを必要に応じて組み合わせる
という考え方が、自分にはしっくりきます。
特に会社員として働きながら資産形成をするなら、
「続けられる仕組み」と「将来の安心感」の
両方が必要です。
まとめ

投資信託とETFのどちらがよいかは、
目的によって変わります。
投資信託が向いているのは、
・少額から積み立てたい人
・自動化したい人
・まずは資産形成の土台を作りたい人
ETFが向いているのは、
・分配金やキャッシュフローを意識したい人
・自分で管理したい人
・ある程度まとまった資産がある人
サイドFIREを考えるなら、
最初は投資信託で積み上げ、必要に応じてETFも使う
という形がかなり現実的です。
大事なのは、どちらが人気かではなく、
自分の家計、資産額、目標に合っているか です。
感覚ではなく数字で判断する。
その視点で見ると、投資信託とETFは
どちらが上か ではなく、どの場面で
使いやすいかで考えるほうが、サイド
FIREには近づきやすいと思います。
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