こんにちは、ロスジェネ世代のベンベンです。
突然ですが、人生において大切なものという質問に対して皆さんはどのようにお答えしますか?
多くの人は愛や生きがいと答えると思いますが、他に欠かせないものがあります。それは「お金」です。
仕事で一生懸命稼いだお金は、生活のために、子どものために使い、人生を豊かにしてくれます。
ただ、仕事で得たお金にも限度がありますので、これからの時代は自分の人生の現状をしっかり見つめながら、資産を運用していくこと求められています。
今回は金銭感覚チェックから老後資金作りは40代がなぜ重要なのかについて考察します。
金銭感覚チェックから老後資金作りは40代がなぜ重要なのか?

浪費家・一般的・貯蓄家の境界線について

松井証券株式会社が子どもと親のいる全国の20-60代男女、合計800名を対象に行った「老後資金に関する調査」によって、浪費家と貯蓄家の境界線が見えてきました。この調査によると、
- 〝浪費家〟の定義:年収の「10%以下」を貯蓄している人
- 〝貯蓄家〟の定義:年収の「30%以上」を貯蓄している人
調査に回答したアンケートの中央値を計算すると、年収の0~10%程度しか貯蓄できていない人が“浪費家”、11~29%程度を貯蓄に回せしている人を“一般的”、30%以上を貯蓄に回せている人が“貯蓄家”という認識でいる人が多いことがわかりました。
「バビロンの大富豪」という本にも「収入の10%以上を貯蓄しなさい」という言葉がありますが、一つの目安は10%以上という事になりますね。
貯蓄はしたいが、現実は甘くない!?

現在ある実際の貯蓄額と理想の貯蓄額をきいた調査(金額は中央値で集計)によると、
実際の貯蓄額と理想の世帯貯蓄額
30代「300万円」 < 30代「1,000万円」 GAP:700万円
40代「350万円」 < 40代「1,000万円」 GAP:650万円
50代「500万円」 < 50代「2,000万円」 GAP:1,500万円
60代「1200万円」 < 60代「3,000万円」 GAP:1,800万円
50代から目にみえて実際と理想の貯蓄額が開く傾向にあります。
将来のために貯蓄をしたいと考える一方で、思うようにお金を貯められない現実があるようですね。
50代で理想と現実のGAPに気づく前の40代から早めの対策が必要になります。
老後に不安がある人は全体の83.6%・・・

『あなたは、老後に不安がありますか』と尋ねたところ、「不安がある(43.1%)」、「やや不安がある(40.5%)」と、全体の8割以上(83.6%)が「老後に不安がある」と回答。世代別に見ても、大きな差はなく、老後不安は全世代共通の悩みという事が分かりますね。
60代では90%以上が老後資金不安、40代で資産運用の後悔が最も多い

60代で「老後の資金に不安を抱えている」と回答した人に『現在の貯蓄だけでは老後資金が足りないと思いますか』と尋ねたところ、60代の9割以上(91.4%)が「現在の貯蓄だけでは、老後の資金が足りない」と感じている調査結果がでています。
60代で「貯蓄だけでは老後の資金が足りないと思う」と回答した人を対象に『若いうちにやっておけばよかったと思うこと』と尋ねたところ、「資産形成・資産運用(50.0%)」が最も高い結果となりました。
また、『資産形成・資産運用をやり始めるべきだと思う年代は?』という調査では「資産形成・資産運用」をやりはじめるタイミングは40代が1位となりました。
やはり、早めの資産運用が老後貧乏を回避し、豊かな生活に必要になってくると感じました。
老後において必要な資金ですが、最も多かったのが「2,000万円」でした。これは2019年の「老後2,000万円問題」の影響と思いますが、前回の投稿でも説明したようにこの試算には住居費・介護費用などが少なく見積もられている為、本当は3,000万以上は必要と覚悟した方がよいです。

40代で資産運用を始めるステップを考察
まずは生活防衛資金を生活費の最低3か月、希望は6か月以上貯める
資産運用を始めるにあたり、いきなり全資金を投資に振り分けた場合、昨年のコロナショックのような急落局面が発生した場合、精神的にまいってしまい投資をすぐにやめる要因になってしまいます。
まずは生活防衛資金の確保(最低3か月、出来れば6か月以上)をする事で、投資で大損してもしばらくは生活出来るという安心感を持つことが非常に重要です。

生活防衛資金が貯まったら、つみたてNISAでの投資信託で投資デビュー
生活防衛資金の6か月分が貯まったら、つみたてNISAで投資デビューがおススメです。
【つみたてNISAおススメの理由】
- いつでも換金可能
- 売却時の税金(20.315%)が非課税
- 選べる金融商品が金融庁が認めた商品のみ厳選されている
- 年間最大40万円、最長20年の期間で自然に「長期・積立て・分散」投資が可能
上記4点からつみたてNISAが投資デビューにはおススメです!

つみたてNISAで自信が付いたらiDeCoで追加投資実施
つみたてNISAで年間40万円の投資に慣れてきたら、もう一つの国が認める非課税の制度である「iDeCo」での追加投資がおススメです。
【iDeCoおススメの理由】
- 売却時の税金(20.315%)が非課税
- 掛け金が所得控除になり、住民税・所得税が安くなる
- 60歳まで引き出せないが、60歳時に退職金控除など更なる控除が発生する
iDeCoの方をおススメする方も非常に多いですが、60歳まで原則引き出せない為、いつでも換金可能なつみたてNISAの方が使い勝手は間違いなくよいです。
ただ、60歳まで引き出さなくてよい位の資産を持っているのなら、iDeCoから始めるのもありだと思います。

私は、会社が企業型確定拠出年金をしており、iDeCoは現状は出来ない為、そちらで年間33万円分の積立て投資を実施しています。おかげ様で運用成績は順調に推移しています!
まとめ

今回は金銭感覚チェックから老後資金作りは40代がなぜ重要なのか?と40代の投資デビューのおススメ方法についてご紹介しました。
人生100年時代といわれていますが、長生きするのもリスクがありますので、しっかりと国の制度を理解して準備する事が重要だと思います。
こちらの本は年金制度についても非常に分かりやすくまとめられていますので、参考にされてみて下さい。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
以上、ベンベンでした!
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