40代が資産形成・教育費・住宅ローンの支払いをどうすすめていくかを考察

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こんにちは、ロスジェネ世代のベンベンです。

私は現在43歳で、住宅ローン・子供の教育費を支払いながら資産形成をしている状況です。

まだ家計の改善も十分ではない状況ですが、今年になっての取組みとして

  1. 自転車通勤にし、通勤手当を少しでも家計の足しにする(約9,000円)
  2. スポーツジムの月会費(約8,000円)の退会
  3. 娘の為にならない新体操の習い事カット(約8,000円)

上記3点で月2万5,000円はカットしました。今後については、生命保険の見直し・携帯会社の変更を妻と話して進めていきたいと思っています。

そして、節約で浮いたお金を投資資金に振り分け、50歳でセミリタイア資金をしっかりと貯めていきたいと考えています。

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今回は、「40代が資産形成・教育費・住宅ローンの支払いをどうすすめていくか」について考察します。

40代が資産形成・教育費・住宅ローンの支払いをどうすすめていくか

今回についてはモデルケースから具体的な方法をご紹介します。

【モデルケース】

  1. 5年前に住宅購入をした46歳の会社員Bさん
  2. 13歳の娘がおり、この春から私立の中学に通い始める
  3. 妻(45歳)は、10年間会社員でしたが、出産後に退職。最近、夫の扶養内でパートを始め、年収は約100万円
  4. Bさんの「今後の平均手取り年収」は700万円

家計の改善策として

その①:教育資金は「現在資産額」から差し引き計画

今後の家計を考える際、「必要貯蓄率」を計算すると必要金額が明確になります。

  1. Bさんの「今後の平均手取り年収」は700万円
  2. 奥さんのパート収入は、生活費とせず貯蓄
  3. 「年金額」は225万円
  4. 「老後生活比率」0.7
  5. 「現役年数」19年
  6. 「老後年数」30年
  7. 「現在資産額」200万円
  8. 退職一時金の見込額1000万円を加算して1,200万円

上記にて試算すると「必要貯蓄率」は「24.11%」になります。

年間約168万8000円、毎月約14万円貯蓄していけば、老後は、今の生活の7割、月額約31万円で暮らすことができるというかたちになります。

注意点として、娘さんの教育費が必要であり、私立大の理系に行った場合、平均で約800万円必要になります。

教育費は、受験費用を含め、多めに1,000万円として差し引き、「現在資産額」は200万円とします。すると、「必要貯蓄率」は「27.68%」となります。毎月の必要貯蓄額は、16万1000円になります。

一気に厳しくなりましたね・・・。

Bさんは、まさに「住宅ローンの負担」「教育費の負担」「老後の準備」の3つが重なる厳しい状況だといえます。私も他人ごとではないなとこのモデルケースを見て思いました。

必要貯蓄率については下記の本を読めば理解出来ます。

その②:子供の教育費を出しながら、老後も困らないように貯蓄をすることが重要

Bさんの老後の生活費の想定は、月額約29万5000円ですが、「平成28年度生活保障に関する調査」によりますと、老後を夫婦2人で暮らしていく上で、必要と考えられている最低日常生活費は月額22万円ですので、余裕はありますが住宅ローンを支払わないといけないので厳しいですね。

ここで重要なのが、妻が夫の扶養に収まるように年収を103万円以下に抑えながら働いていますが、2018年からは配偶者控除の年収要件の上限が引き上げられるので、もう少し年収を上げることを考える必要があります。

「配偶者特別控除」も変更されました。いわゆる年収の壁は、これまでの「103万円と141万円の壁」から「150万円と201万円の壁」になります。

妻の年収が130万円以上(一部の人は106万円以上)になり自分で社会保険に入ることで、将来もらえる年金が増えます。厚生年金に加入することになるので、将来、国民年金に上乗せして年金を受け取ることができます。例えば、妻の年収200万円とした場合、月額約24,379円(会社と折半のため)の保険料を20年間払えば、年金は、年間約22万円上乗せされます。

これにより世帯での手取り金額が増えるかたちになります。「人生設計の基本公式」の「年金額」に約22万円を加算し、更に、手取り年収約200万円を20年間、4000万円を「現在貯蓄額」加算することで「必要貯蓄率」は「11.04%」になり、老後は、今の生活の7割、月額約36万3000円で暮らすことができます。

ただ、妻に負担がかかるかたちになりますので、一つ一つ説明しながら納得してもらう事が必要になりますね。

家計改善に向けた3つのポイント

家計改善のポイントは以下の3点になります。

住宅ローンの繰上げ返済は、教育費負担が終わってからにすることです。

現在は住宅ローン控除(住宅ローン残高4,000万を上限に10年の間、年間最大1%控除)があり、教育費は必要な時期と金額の目安が分かっているので、とにかく貯蓄を増やすことが重要になります。我が家も50歳のタイミングで住宅ローン控除が終わりますので、そのタイミングに向けて繰り上げ返済の準備を進めています。

妻の収入を増やすこと

妻の年収が200万円の壁を越えれば、収入の増加とともに世帯の手取り収入は大幅に増えることになります。

支出を現状維持すれば、貯蓄のスピードは一気に早くなります。家計の「見える化」と目標に向けた進捗を家族でしっかりと共有する事が重要だと思います。

子どもの教育費が終われば住宅ローンを繰り上げ返済し、退職までに完済を目指す

今回のモデルケースでは、娘さんが社会人になるのは、Bさんが55歳の時です。役職定年で収入が減る人も多いですが、65歳完済の目処が立てば、先の「住宅購入の年金効果」も効きますし、老後生活費率を下げることも可能です。

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まとめ

今回は40代、資産形成・教育費・住宅ローンの支払いをどうすすめていくかについて考察しました。

我が家も娘が今年10歳で、今回のモデルケースに近く、試算する事で様々なことが明確になりました。

重要なのは「必要貯蓄率」の計算を、毎年、または「現在資産額」の変化に合わせて行うことになります。実行することで、将来に向けた必要金額が明確になり、不安のない老後を送ることができます。

我が家では5月より進める予定として、項目別の貯蓄口座をつくり、計画的に貯蓄を進めることを考えています。

今後のブログでご紹介しますが、SBIネット銀行では5つまで項目別口座を作ることが可能です。これは目標金額に対して一目で進捗も把握でき、非常におススメな貯蓄口座になります。

様々な家計改善方法を実践し、お金に困らない人生を歩めるように一緒に考えていきましょう!

老後の準備については以下の本を読めば非常に理解出来ますので、参考にして下さい。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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以上、ベンベンでした!

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