同調査によると、ゆとりある老後にするための生活費は平均で月36万1000円が必要と回答して
2019年の老後2,000万円問題より老後のお金が不安な方が非常に増えたのではないかと思います。
ただ、不安な方に共通するのは、
- 「老後生活に向けた準備をしていない」
- 「自分の貯蓄額・収入・支出などの見える化が出来ていない」
このような方が多いと思います。
正しく理解すれば恐れることはない可能性もあります。
今回は老後のお金が不安という人にやっていただきたい5つのことをご紹介します。
老後のお金が不安という人にやっていただきたい5つのこと
生命保険文化センターが行った「令和元年度 生活保障に関する調査」(全国18歳から69歳までの男女に3年に1回の個人調査)によれば、老後の生活に不安を抱く人が8割以上います。
同調査によると、ゆとりある老後にするための生活費は平均で月36万1000円が必要と回答していますが、これから年金受給額が減ることは間違いなく、何らかの対策を実施していかないといけない状況であると考えます。
以下より老後のお金が不安という人にやっていただきたいことをご紹介します。
収入≧支出を意識して節約生活をする
以下は標準的な高齢者世帯の消費内訳になります。
- 消費支出合計:224,000円
- 食費:65,700円
- 住居費:14,500円⇒注意!
- 水道光熱費:19,800円
- 医療費:16,000円
- 交通・通信費:26,700円
- 教育・娯楽費:19,700円
- 家事用品:10,300円
- 被服費:4,700円
- 交際費:19,700円
- その他:26,900円
上記はあくまで標準的ですので、このなかで自分の家庭と当てはめてみるといいですね。
ただ、上記消費内訳で住居費が14,700円しかないのが問題です。
いまは賃貸住まいの方も多いと思いますので、賃貸の方は家賃分を加味しないといけないですね。
重要なのは項目別に把握出来れば、改善ポイントも明確になり、収入の範囲内で生活する努力のモチベーションも高まります。
年金や社会保険の給付金はしっかりもらう
ねんきん定期便でもらえる年金(受給前は年金見込み額)が少ないと感じたときは、年金の加入期間が漏れていないか確認することも重要です。
老齢年金と失業給付も額を比べ、しっかり多い方を受け取るようにしたいですね。
働き続ける人なら高年齢雇用継続給付金、老後に再就職する人なら高年齢再就職給付金など、雇用保険の給付金もしっかり受け取りましょう。
生命保険・損害保険に適正に見直す
加入している生命保険・損害保険について、保障や補償が足りていない、または過剰すぎないかなども確認することも重要です。
子どもがすでに成人しているのに3,000万円の死亡保障をかけていたり、必要なのに地震保険、損害賠償保険に未加入になっていないかも合わせて確認しましょう。
生命保険は保険の知識がない場合、ムダな保障をしていたり、保険料だけ高いムダな保険も多いので、定期的に見直していきましょう。
私は先月、FP3級の試験を受験しました。もし合格した場合、保険証券を全て確認し、改善項目を妻としっかりと打ち合わせ後に変更する事で、ムダな保険料の見直しをしていきたいと思っています。
我が家は資産状況が1460万円とまだまだですが、着実に資産を積み上げる段階には少しずつ実践出来ていますので、これからもコツコツ頑張っていきたいと考えています。
資産運用は割合も気持ち的にも無理なく現実的に行う
退職金などの大きなお金を受け取り、気が大きくなってしまう方もいるようですが、資産運用は現実的に考える必要があります。
投資経験にもよりますが、全額を投資に回すなど極端なことは絶対避け、退職金や給料は夫婦の共有財産ですので、配偶者とも相談し使いみちを検討することをおすすめします。
我が家では遂に妻も株式投資を始めました。日本株での優待銘柄が中心の投資ですが、夫婦共通の話が出来たことはとても楽しみです。
退職金の注意点
退職金は老後の重要なお金です。特に気を付けて頂きたいのが、退職金を狙った銀行などの金融機関からの勧誘になります。
金融機関もノルマがあるので、預金者に合わせたような最適なプランを提案すると口ではいいますが、そんな話を信じてはいけません。
我が家でも最近、母親に預金残高が増えてきていますので、投資信託で運用しませんかという連絡がきました。パンフレットを見ましたが、資産運用の重要性のみ強調されており、運用にかかるコストに関する記載が全くありませんでした。
母親には絶対に入らないように伝えましたが、金融機関は本当に注意しないといけないと思ったのと、自分自身がお金について勉強していないと、カモにされるなと心から思った出来事でした。
まとめ
今回は老後のお金が不安という人にやっていただきたい5つのことについて考察しました。
自分の家庭の収入・支出・保有資産などを出来るだけ明確にする事が出来れば、「いつまでに、どのようにする」ということも明確になります。
また、家計を把握し対策まで家族(特に配偶者)と共有出来ていれば更に良いです。
老後については以下の本を読めば非常に参考になりますので、おすすめです!
私は現在43歳ですが、もし現在50代の方でもまだ十分に間に合います。焦らず自分の家計での改善点を見つけて豊かな老後に向けて頑張っていきましょう!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
以上、ベンベンでした!
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