こんにちは、ロスジェネ世代のベンベンです。
本日で5月も終わりますね。私も今年より所属部署が変更になったこともあり、バタバタ過ごしておりましたが、今は営業時代より早めに帰れているので、趣味の読書・株式投資をする時間が増え充実した日々になっております。
おかげ様で「第一種衛生管理者」の資格も取得する事が出来ました。

今年44歳になるなか、50歳でのセミリタイアを現状の目標にしておりますが、セミリタイアを目指すにあたり「老後破産」するリスクを回避する必要があると考えています。
今回は「老後破産」しないための5つのルールについてご紹介致します。
「老後破産」しないための5つのルール

その①:自分がもらえる年金額を知る

50歳以上の人は、ねんきん定期便やねんきんネットを確認することで、自分が将来どのくらいの年金がもらえるのか、おおよそ知ることができますが、50代未満はその時点までの加入実績に基づいた金額になっています。
これだけだと不安になると思いますので、受給金額を知る簡易的な方法は以下になります。
老齢厚生年金計算方法:「ねんきん定期便の金額+60歳になるまでの年数 ×年収×約0.0055」
老齢基礎年金は1年延長するとおおよそ2万円増加しますので、年金受給が20年以上後なら、厚生年金(サラリーマン)で現役の平均手取り年収の0.3倍程度になります。
まずは自身の現状から60歳まで働いた場合のおおよその年金額を試算してみることをおすすめします。その際、私のように50歳でセミリタイアを目指している方は50歳時点での年金額も合わせて試算し、老後破産しないかを把握する事が必要になりますね。
その②:老後に使える生活費を把握する

50歳未満の人の場合
下記にある「人生設計の基本公式」を使って計算することで、老後の生活費がどのくらいになるか考えて頂ければおおよその金額を把握できます。
「人生設計の基本公式」

- 例①「必要貯蓄率=20%」の人が、現在の手取り年収220万円の場合
「220万円×20%=44万円」となり、毎月、約3.6万円の貯蓄が必要 - 例②手取り年収が400万円になれば、
「400万円×20%=80万円」で、毎月6.6万円の貯蓄が必要
上記のような計算式を頭に入れることで、手取り金額からいくら貯蓄したらよいかイメージして頂ければよいと思います。
人生設計の基本公式については以下の本に詳しく書かれていますので、参考にしてみて下さい。
50歳以上の人の場合
50歳以上の人は、下記の「老後設計の基本公式」で算出できます。

上記は積み上げた貯蓄から、老後、毎年取り崩せるお金はいくらかを計算できる式になります。
式に記載のある未年金年数(a)は年金をもらわない期間であり、通常であれば60歳から65歳までになります。
老後生活費の目安をつけることが出来れば、老後2,000万円問題のようなTV・新聞などで騒がれるニュースを見ても慌てることがなくなり、落ち着いた日々を過ごせます。
この式で現状であれば老後生活が厳しいなと思った方は、大変だと思いますが働く期間を延ばすことで年金受給額も月0.7%増加します。
年金額120万円の人が、70歳まで繰り下げると42%増えて約170万4000円になり、これが一生涯受け取れますので、体の状態をみながら可能であれば実践して頂きたいと思います。
その③:お金を増やす為、効果的な場所に置くようにする

年金だけで生活費をカバーするのは難しい場合、不足分をこれから作っていかなければいけません。
個人型確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISA、NISAなど税制優遇の大きい場所で、効率的にお金を増やす必要があります。
特にiDeCoは
- 掛金が全額所得控除
- 住民税の負担減
- 運用益は非課税
- 受け取り時、公的年金等控除や退職所得控除の優遇
上記4点ものメリットがあります。ただ、60歳まで掛金を引き出せないので、老後資金で余裕がある金額を「iDeCo」、都度必要な時に引き出す為に「つみたてNISA」が重要になります。
お金にも働いてもらい、将来インフレになっても購買力を減らさないようにお金を増やしていく事が重要になります。
iDeCoについては下記にてまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです。

その④:住宅ローンを退職までに完済する

住宅ローンの支払いが定年後も続くという人も少なくありません。我が家も繰上げ返済しなければ75歳まで住宅ローンが続きます。
退職金を住宅ローン返済と考えている家庭もあると思いますが、退職金はリタイア後の生活費というのが本来のかたちですので、退職金以外でしっかりと貯蓄していきたいですね。
その⑤:不要な保険を解約する

人生の出費のなかで、住宅費・教育費とならんで多いのが保険になります。
保険金は段階的に減らしていく必要があり、住宅ローンがある方は団体信用生命保険特約制度がありますので、最低限の保険金額でも問題ないと考えています。
次に保険金を減らせるタイミングは子供が独立した時になります。子供が独立すれば親としての責任が終わりますので、思い切って全て解約する事もありかなと思います。
また、医療保険も金融資産がある程度ある方であれば必要ないと思います。この事については我が家でも妻に提案していますが、私の家系がガン家系という事もあり、まだ解約に至っていません。
この点につきましては、私は先日ファイナンシャルプランナー3級試験を受験し、今後は2級も視野に入れながら保険の知識を深め、不必要なムダな保険を解約し、趣味の株式投資につぎこんでいきたいと思います。
ただ、妻も少しずつ意識が変わってきており、今月より積立て型保険を2種類解約し、私が200万円・妻が100万円の資産を分担し、課題の現金比率を高めたなかで全力で保有資産増加を進めていきたいと思っています。
まとめ

今回は「老後破産」しないための5つのルールについて考察しました。
- 自分がもらえる年金額を知る
- 老後に使える生活費を把握する
- お金を増やす為、効果的な場所に置くようにする
- 住宅ローンを退職までに完済する
- 不要な保険を解約する
やはり重要なのは「見える化」ですね。
- もらえる金額
- 使える金額
- 貯めれる金額
- 支払う金額
上記を項目別に把握し、それぞれの項目で出来る対策を考えれば老後破産する事は限りなく低くなると考えています。

私は老後と人生に向けたお金の重要性に気づいたのが40歳の時でしたので、人よりもペースを上げて貯蓄をしていかなければいけないと思っています。
幸いにも我が家は妻の理解があり、一緒にこれからの人生を豊かにする為に必要なことについて都度共有していますので、充実した生活を過ごすことが出来ています。

皆さんも特に家族がいる方は妻や子供など、協力者を増やして一緒に準備を進める事をおススメします!
老後については以下の2冊の本がおススメです!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
以上、ベンベンでした!
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