こんにちは、ロスジェネ世代のベンベンです。
私は米国株を軸にした長期・積立て・分散投資による資産形成を進めていますが、たまに投資の出口戦略について考える機会が多くあります。
今回は私のような長期投資家が最終的に積み上げた資産を売っていくのがよいのかについて考察したいと思います。
長期投資の出口戦略(積み上げた資産、保有株は最終的にどうやって売っていくか)について
現在は資産を増やす事しか考えていませんが、実際に出口戦略を考える時には本当に悩みそうですよね。
出口戦略その一:時間分散して売却する

出口戦略の方法として以下が挙げられます。
- まず大切なのは時間分散をして売却していく事
- 買うときも同じですが、自分のルールを定めて粛々と売却を進めていく事
- 一回で全部売るのではなく、何回にも分けて少しづつ売却する事
- 資産を長期間にわたり少しづつ取り崩すことでリスクを分散する事
上記を実践すれば相場が高い時もありますし、安い時もありますが、トータルでのリスクは抑えられます。
時間分散をして少しづつ取り崩すというのがまず大事なポイントですね。
時間分散で取り崩す3つの出口戦略について

時間分散で取り崩す出口戦略には大きく3つあります。
- 定額:毎年いくらと額を決めて取り崩していく
- 定量:毎年何株と株数を決めて取り崩していく
- 定率:毎年資産の何%と割合を決めて取り崩していく
定額とは
例えば毎年80万円(毎月6.6万円)(2,000万円の4%)と取り崩す額を決めて取り崩していきます。
- 定額は毎月同じ金額を受け取りたい方向けです。
- 受け取れる期間はその時の株価推移によって変動します。
定量とは
例えば1,000株(口)保有している場合に毎年40株ずつと株数(口数)を決めて、25年かけて取り崩していきます。
- 定量は受け取る金額はその時の株価によって変動します。
- 受取期間は決めた機関(この場合は25年)で必ず完結します。
定率とは
例えば毎年資産の4%と決まった%を取り崩していきます
- 定率は受け取る金額はその時の株価によって変動します。
- 受け取れる期間は株価推移によって変動します。
- 利回りが6%ほどであれば資産は減らない計算です。
資産を出来るだけ長い期間生かす方法とは?
定額と定量による取り崩しは受取期間をかなり伸ばすことができます。
2,000万円の資産を毎年80万円もしくは4%取り崩すと普通に考えると25年で全て売却完了するのではと思いますが、取り崩し中も資産は常に利回りによって利益を生んでいるので、利回り次第では30年も40年も受け取りが可能です。
2,000万円で5%の利回り前提ですと、80万円毎年取り崩しても資産は減るどころか増えていきます。倍の160万円毎年取り崩すと20年目で売却完了となります。
ただ、私の一押しは定率での取り崩しです。
資産総額は2,000万円、利回り5%前提で4%・8%を取り崩したシミュレーションでは、4%では資産は継続して増えていきます。
8%では資産及び受取はだんだん減っていきますが、95歳時点(30年)でもまだ700万円残っています。100歳以上もいけます。
資産取り崩しは定率が正解と思っていますが、やはり間違いなさそうな感じですね。
定率4%での取り崩し

アメリカでは資産を減らさずに取り崩す方法として、定率4%での資産取り崩しが市民権を得ています。
「4%ルール」と呼ばれたりします。
最近話題の「FIRE」に関する著書でも4%ルールについて分かりやすく説明がありました。興味のある方は是非読んでみて下さい!
確かに4%ルールで取り崩していけば、S&P500などの米国株式の平均利回りが5%程度ですので、資産は減らないというシミュレーションは納得いきます。
ただ、この本の著者が語る総資産1億円というのはとても届く数字ではありませんが・・・。
まとめ

今回は長期投資の出口戦略について考察しました。
我が家はまだ1,200万円程度の資産ですので、まだ出口戦略など語れる立場ではないのは重々承知していますが、私のライフプランシートでは出口戦略についても4%ルールにて資産を極力減らさずに豊かな老後が過ごせるようなシミュレーションを作成しています。

今を一生懸命生き、明るい未来に向かって日々を頑張っていきたいと思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
以上、ベンベンでした!
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