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こんにちは、ロスジェネ世代のベンベンです。
昨日の投稿では確定拠出年金についてご紹介しました。
私のブログでもよく紹介している「iDeCo」・「つみたてNISA」の違いについて説明していませんでしたので、今回は違いを説明したうえでそれぞれに合った資産運用方法をご説明します。
iDeCo・つみたてNISAの内容・違いとは?
会社員として働く中で、「資産形成を行って結婚や子育て、老後に備えたい」「労働以外の収入絵を得たい」といった悩みを持っている方に最適なのが「iDeCo」「NISA」といった国が用意した税制優遇制度を活用することです。
iDeCo、つみたてNISAの違い
iDeCo、つみたてNISAはいずれも税制優遇のある投資制度ですが下記のような細かい条件が異なります。
簡単にそれぞれの特徴を表すと、
- iDeCo:行政の用意した年金に加えて、自分で運用し老後資金を準備する年金制度
- つみたてNISA:「さらに少額から、長く・コツコツ投資をしたい!」人を支援する制度
1.iDeCo
iDeCoは一言で言うと「行政の用意した年金に加えて、自分で運用し老後資金を準備する年金制度」です。個人型確定拠出年金(individual-type Defined Contribution pension plan)の略称で、iDeCoという愛称がつけられています。
少子高齢化が進み年金制度の維持が難しくなる中で、公的年金の制度だけでは老後の生活は立ち行かなくなってきています。その中で公的年金に加えて老後の生活を支える私的年金制度としてiDeCoが存在します。
年金制度でみれば、1階部分が「国民年金」・2階部分が「厚生年金」・3階が今回説明する「iDeCo」というかたちになります。
詳細についてはこの本を参考にして頂ければと思います。
また、iDeCoは今後制度変更が予定されていますので、そちらもご紹介します。
【iDeCoのメリット】
①購入時:掛金が全額所得控除に
iDeCoの掛金は全額所得控除の対象になります。課税所得が減ることにより所得税、住民税が軽減されます。私はこの特典のおかげで収入が増えているにも関わらず、住民税は減らす事が出来ました!
②運用時:運用益が非課税
通常、投資による運用益に20.315%の税金が課税されます。一方、iDeCoであれば運用益に対して税金がかかりません。これも非常に大きなメリットですね!
【事例】投資信託で10万円の利益が出た場合
- 一般・特定口座:20.315%の税金が課税される→約2万円が引かれ、手元に残るのは8万円弱
- iDeCo口座 :運用益は非課税→手元に入るのはまるまる10万円
③お金を受け取る時:控除により税金を抑えられる。
iDeCoでは60歳になったのち、運用成果を一時金または年金で受け取ることができます。一時金の場合は「退職所得控除」、年金の場合は「公的年金等控除」が適用され、税金を抑えることができます。
【iDeCoのデメリット】
①60歳まで引き出せない
iDeCoは老後資金の用意という側面があります。そのため、60歳になるまでは原則として投資した資金を引き出すことはできません。
②口座の開設、管理に手数料がかかる
口座の開設に2,829円(税込)の手数料、口座の管理に年2000円以上の手数料がかかります。
これは地味に痛いですね。預金・保険で運用すると手数料に負けて含み損になるリスクがあります。
③個別の株式には投資できない
NISAと違い、iDeCoで投資できる投資先は定期預金、投資信託、保険に制限されており、個別の株式には投資することができません。
つみたてNISA
つみたてNISAは中長期的に投資を行いたい方向けの投資非課税制度です。つみたてNISAでは投資対象の商品が「手数料が低い」などの条件を満たしていると金融庁が判断したものに限られており、いわゆる「ぼったくり」の商品が除外されているので初心者の方でも安心して投資を行うことができます。
非課税期間が20年と長く、選択されている商品も積立・分散投資に向いたものとなっているので、中長期的に投資を行いたい方にとって最適な制度になっています。
【つみたてNISAのメリット】
①非課税期間が20年と長く、積立投資に向いている
つみたてNISAの非課税期間は20年とNISAに比べて長期間であることが特徴です。対象商品も積立・分散投資に向いています。
②対象商品が金融庁により選定されていて安心
つみたてNISAの対象商品は金融庁によって選定されています。販売手数料がゼロであること、信託報酬(手数料のようなもの)が一定水準以下などの条件を満たしたもののみを対象商品としているため、ぼったくりの商品を掴まなくて済む点がメリットです。
③引き出しが自由
NISA口座と同じく、投資した資金の引き出しは自由です。急な資金需要にも対応できる点がメリットです。
私はこのいつでも引き出し可能という流動性の高さがつみたてNISAの最大のメリットと思っています。教育費・介護費など緊急にお金が必要な事態が発生した際、iDeCoは60歳まで引き出せませんが、つみたてNISAなら引き出し出来ますので、安心ですよね!
NISAについては2024年に制度変更がありますので、合わせてご紹介します。
【つみたてNISAのデメリット】
上記の4つのデメリットのうち、①~③は制度上、仕方がないかなと思いますが、④の損益通算が出来ないというのは痛いですね。特に個別株の運用をしていると含み損に耐えれず売りを実施する事も多くあると思います。私も昨年、JTを売却しました。このような時に損益通算が出来れば税金の負担を減らす事が出来るので、ここは見直して頂ければかなり有難いなと思います。
どちらの制度が向いている??
- 長期的に(老後のための)資産形成を行う→iDeCo
- 中長期的に投資を行いたい→つみたてNISA
私はiDeCoの企業版である「企業型DC」と「つみたてNISA」を掛けれる限度額一杯までしています。
ただ、資金的に厳しくなって拠出額を減らす必要があるような事態になった時は、つみたてNISAの限度額40万円は維持し、企業型DCの拠出額を減らす事を考えています。
理由としては、やはりつみたてNISAのいつでも引き出し可能な流動性の高さです。
私個人の考えですが、資金的な余裕があり老後の資産形成を真剣に考えている人はiDeCo優先。資産をゆっくりと増やしながら、引き出しが必要な事態も考慮する家庭はつみたてNISAという考えでいけばいいかなと思っています。
【iDeCo・つみたてNISAを併用する際の注意点】
- 生活費6か月分を生活防衛資金として貯蓄しておく
- 月々の給与収入から生活費を引いたあまりの金額を目安に投資を行う
過去の記事にも投稿しましたが、生活防衛資金は絶対に必要です。一つの目安は生活費の6か月分ですので、ここを確保してからiDeCo・つみたてNISAで資産を増やしていく考えが重要です。
また、月の給料が入った時点で強制的に拠出し、残りのお金で生活する習慣をつける事も重要です。
拠出後の生活費でやりくりが厳しくなったら、iDeCoの拠出額を減額するという流れでいいかなと考えています。
長期の資産形成に適した投資信託のご紹介
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等)
- 楽天全世界株式インデックスファンド
- セゾン・グローバル・バランスファンド
上記4つのなかで、eMAXIS Slim米国株式を50%、残りを楽天全世界株式インデックス30%、eMAXIS Slimバランス10%、セゾン・グローバル・バランスファンドを10%を目安に分散すれば着実に資産も増やす事が可能になると思います。
私はリスクよりもリターンを重視していますので、リスク重視の方は株式・債権の比率が50:50のセゾン・グローバル・バランスファンドを軸に資産運用すれば着実に資産を増やせると思います。
まとめ
今回はiDeCo・つみたてNISAの内容・違いについてご紹介しました。
どちらも国が用意したメリットの多い制度ですので、積極的に活用することで資産形成をの第一歩を踏み出すことができると思います。
私は現在43歳ですが、以下の本を読むことで気持ちを高めて来たるべき老後もですが、家族との日々の接し方なども考えています。是非参考にして頂ければと思います!
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
以上、ベンベンでした!
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