最近、会社員としての給料について考える時間が増えました。
私は48歳の会社員です。
これまで会社員として、それなりに真面目に働いてきました。
20代、30代の頃は、頑張れば給料は上がると思っていました。
実際、若い頃は昇給もありましたし、役職が上がれば
年収も増えていきました。
もちろん大変なこともありましたが、
「頑張れば、もう少し収入は増える」
という感覚がありました。
でも、48歳になった今は少し違います。
正直に言うと、会社員としての給料は、ほぼ上限に
近づいてきたと感じています。
もちろん、今の収入に感謝はしています。
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」では、
1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は460万円、
正社員の平均給与は530万円とされています。
その数字と比べれば、私はかなり恵まれている方だと思います。
ただ、問題はここからです。
給料がある程度まで上がったあと、さらに大きく
伸ばすのはかなり難しい。
むしろ、これからは賞与が減る、評価が変わる、
役職定年が近づく、責任だけが増える。
そういう現実の方が強く見えてきました。
給料が上がる時代から、守る時代に入ってきた
40代後半になると、会社員としての立ち位置が
少し変わってきます。
若い頃のように、これからどんどん昇給していく
感覚は薄くなります。
役職が上がれば給料は増えるかもしれません。
でも、その分、責任も増えます。
部下の管理、部署の数字、トラブル対応、
上司からの期待、会社方針への対応。
年収が上がったとしても、心身の負担まで考えると、本当に
割に合っているのか分からなくなることもあります。
私自身、最近はこの感覚がかなり強くなっています。
給料は高い方かもしれない。
でも、ここから大きく増える余地は限られている。
一方で、住宅ローン、教育費、親の介護、自分たちの老後資金、
退職後の生活費は現実的に見えてきます。
給料があるから安心、とは言い切れなくなってきました。
むしろ、給料が高いからこそ、その収入に依存している怖さを感じます。
年収1,000万円でも、安心できるわけではない
私はこれまで、年収が1,000万円を超えれば、
かなり安心できると思っていました。
でも実際にその水準に近づいてみると、
思ったほど安心感はありません。
理由は、支出も大きいからです。
住宅ローンがあります。
子どもの教育費があります。
親の介護もあります。
物価も上がっています。
総務省統計局の家計調査では、二人以上の世帯の消費支出は
2026年4月時点で1世帯あたり月328,969円と公表されています。
私の場合、退職後の夫婦2人の生活費は月35万円、
年間420万円をひとつの目安にしています。
これは決して贅沢をする前提ではありません。
住宅関連費、食費、光熱費、通信費、保険、車、
医療費、趣味、帰省、家電の買い替え。
そうしたものを考えると、月35万円くらいは現実的に
必要だと感じています。
仮に年間生活費が420万円だとすると、10年で4,200万円です。
20年なら8,400万円です。
もちろん、年金もあります。
ただ、50代前半で退職するなら、公的年金が始まるまでの
期間をどうつなぐかが大きな課題になります。
年収が高いから安心なのではなく、会社の給料がなくなった
後も生活できる仕組みを作れているか。
ここが大事だと感じています。
私が考えた次の一手は、会社の外に柱を作ること
給料がほぼ上限に近づいてきたと感じたとき、私が考えた
次の一手は、転職ではありませんでした。
もちろん、転職で年収を上げる方法もあると思います。
でも48歳という年齢、家族、住宅ローン、親の介護、今の会社で
積み上げてきたものを考えると、簡単に動けるものではありません。
だから私が考えたのは、
「会社員の安定を使いながら、会社の外に柱を作る」
ということです。
具体的には、次の4つです。
・1つ目は、新NISAを使った資産形成
・2つ目は、配当金を増やすこと
・3つ目は、副業を育てること
・4つ目は、会社への依存度を少しずつ下げることです
新NISAは、会社員にとってかなり大きな武器になる
まず大きいのは新NISAです。
金融庁のNISA特設サイトでは、
2024年からのNISAは非課税保有限度額が1,800万円、
成長投資枠はそのうち1,200万円までと説明されています。
年間投資枠は、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、合計360万円です。
この制度は、会社員にとってかなり大きな武器だと思っています。
毎月の給料や賞与から、少しずつ投資に回す。
会社員収入がある間に、非課税の資産を積み上げる。
これは、会社員の安定収入があるからこそできることです。
私自身も、オルカン、NASDAQ100、SCHD、日本高配当、
200Aなどを組み合わせながら、新NISAを活用しています。
すぐに大きな成果が出るわけではありません。
でも、50歳、55歳、60歳になったとき、会社以外の資産が
あるかどうかは大きな違いになると思っています。
配当金は、会社以外から入ってくるお金の練習になる
次に意識しているのが配当金です。
配当金だけで生活するのは簡単ではありません。
でも、会社の給料以外からお金が入ってくる経験は、とても大きいです。
たとえば、税引き後で年間60万円の配当金があれば、月5万円です。
月5万円あれば、通信費、光熱費、保険料、車の維持費、
外食費の一部などを支えることができます。
年間120万円なら月10万円です。
ここまで来ると、働き方の選択肢にも影響してきます。
私の場合、退職後の生活費を年間420万円と考えているため、
年間60万円の配当金なら生活費の約14%。
年間120万円なら約29%をカバーできます。
もちろん、配当金は保証されません。
株価下落もあります。
減配もあります。
米国ETFなら為替リスクもあります。
それでも、会社の給料以外にお金の流れを作ることは、
精神的な安心感につながります。
私は、配当金を「楽して暮らすためのお金」というより、
「会社への依存を少し下げるためのお金」と考えています。
副業は、すぐに稼げなくても意味がある
もう一つの柱が副業です。
正直に言うと、ブログ、note、Kindleで大きく
稼げているわけではありません。
Google AdSenseの収益も、まだ数十円単位です。
noteも、フォロワーが増えても有料記事が
簡単に売れるわけではありません。
Kindleも、出版すれば読まれるというほど甘くありません。
それでも私は、副業を続ける意味はあると思っています。
なぜなら、副業は「お金を稼ぐ練習」だけではないからです。
・自分の考えを整理する
・読者に伝える
・数字を見る
・改善する
・小さく試す
・会社の肩書きではなく、自分の言葉で価値を作る
これは、50代以降の働き方を考えるうえで
かなり重要だと思っています。
すぐに月1万円を稼げなくても、0円から1円、1円から10円、
10円から100円へ進むことに意味があります。
会社員としての給料が上限に近づいているなら、次は
会社の外で小さな収入源を作る練習を始める。
これが、今の私にとっての次の一手です。
会社に本気になりすぎないことも大切だと思う
最近、少し考え方が変わってきました。
以前は、会社の仕事に全力で向き合うことが
正しいと思っていました。
もちろん、今でも給料をもらっている以上、
仕事をいい加減にするつもりはありません。
責任もあります。
部下もいます。
会社にも感謝しています。
ただ、会社の評価や賞与に自分の人生を振り回され
すぎるのは違うと思うようになりました。
会社の評価は、自分だけで決まるものではありません。
景気、会社方針、上司、部署、タイミング、組織変更。
自分ではコントロールできない要素がたくさんあります。
だからこそ、会社の仕事はきちんとやる。
でも、人生の全部を会社に預けない。
この距離感が大事だと感じています。
まとめ
給料がほぼ上限になった48歳会社員が考えた次の一手。
それは、さらに会社の中で無理をして
年収を上げることではありません。
会社員の安定を使いながら、会社の外に柱を作ることです。
・新NISAで資産を積み上げる
・配当金で会社以外のお金の流れを作る
・副業で小さく稼ぐ練習をする
・会社への依存度を少しずつ下げる
これが、今の私にとって一番現実的な次の一手です。
年収が高くても、不安は消えません。
総資産が増えても、会社を辞める勇気が
すぐに持てるわけではありません。
でも、数字で見える資産、毎年入る配当金、
小さな副業収入、生活費の把握。
これらが少しずつ積み上がることで、会社に依存
しすぎない働き方に近づけると思っています。
48歳の今からでも、遅すぎるとは思っていません。
むしろ、会社員としての給料がある今だからこそ、
次の準備ができます。
会社の給料に感謝しながら、会社だけに頼らない。
このバランスを取りながら、50歳サイドFIREに向けて
少しずつ整えていきたいです。
投資には元本割れのリスクがあり、運用成果や配当金は
将来保証されるものではありません。
この記事は特定の商品をすすめるものではなく、
私自身の考え方と実例を整理したものです。
最終的な判断は、ご自身の家計、年齢、家族構成、退職時期、
リスク許容度に合わせて行うことが大切だと思っています。

