新NISAを続けていれば、将来のお金の不安は
少しずつ減っていく。
以前の私は、どこかでそう思っていました。
・毎月コツコツ投資する
・非課税枠を使う
・オルカンやNASDAQ100、高配当系の
投資信託に積み立てる
やっていること自体は、間違っていないと
思っています。
実際、金融庁のNISA特設サイトでは、2024年からの
新NISAについて、つみたて投資枠は年間120万円、
成長投資枠は年間240万円、併用で年間360万円まで
投資できると説明されています。
非課税保有限度額は1,800万円です。
この制度は、会社員にとってかなり大きな武器です。
私自身も、新NISAはできるだけ活用したいと
考えています。
ただ、正直に言うと、新NISAを続けていても、
不安が完全に消えるわけではありません。
むしろ40代後半になると、投資をしているからこそ
見えてくる不安もあります。
今回は、48歳会社員である私が、新NISAを続けても
不安が消えない理由と、最近見直したお金の優先順位に
ついて整理します。
新NISAは大切。でも万能ではない
新NISAは、とても良い制度だと思っています。
通常、投資で得た利益や配当には税金がかかります。
その点、新NISAでは一定の枠内で非課税で運用できます。
長期で資産形成をする人にとって、この差は大きいです。
私自身も、毎月の積立をかなり重視しています。
・オルカン
・NASDAQ100
・SBI SCHD
・SBI日本高配当
・200A
・Zテック20
こうした投資信託やETFを組み合わせながら、
将来の資産形成を進めています。
ただ、新NISAを使っているからといって、
すべての不安が解決するわけではありません。
なぜなら、新NISAは「資産を増やす仕組み」であって、
「人生の不安をすべて消す仕組み」ではないからです。
・投資をしていても、住宅ローンは残ります
・子どもの教育費もあります
・親の介護の可能性もあります
・自分の健康不安もあります
・会社の評価や賞与が下がることもあります
・退職後の生活費も考えなければいけません
新NISAは大切です。
でも、それだけで安心できるほど、
40代以降のお金の問題は単純ではありません。
40代会社員の不安は、投資額だけでは消えない
私は48歳会社員です。
年収は約1,000万円あります。
総資産も5,800万円を超えました。
数字だけ見れば、かなり恵まれていると思います。
ただ、それでも不安はあります。
・住宅ローンがあります
・子どもの教育費があります
・2030年ごろの退職も考えています
・親の介護も現実的な年齢になってきました
さらに、会社員としての年収が今後ずっと
続く保証もありません。
国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」では、
正社員の平均給与は545万円、正社員以外は206万円と
されています。
私の年収は平均より高い水準です。
だからこそ、今の収入に依存しすぎている怖さもあります。
年収が高い時期は、生活水準も上がりやすいです。
住宅ローンも組めます。
教育費も出せます。
投資にも回せます。
ただ、その収入が下がったとき、同じ生活を続けられるのか。
ここが怖いところです。
実際、会社員の給料や賞与は、自分だけで完全に
コントロールできるものではありません。
評価、部署、会社の業績、年齢、役職、健康状態。
いろいろな要素で変わります。
だから、新NISAで積み立てをしていても、
「毎月投資しているから大丈夫」とは思えません。
投資額よりも先に、自分の生活費や固定費を見直す
必要があると感じています。
生活費を見ないまま投資しても不安は残る
最近、私が特に大事だと思っているのが生活費です。
どれだけ投資をしていても、毎月いくら使っているのかが
分からなければ、退職後の不安は消えません。
総務省統計局の家計調査では、2026年4月分の
二人以上世帯の消費支出は、1世帯当たり328,969円と
公表されています。
もちろん、これは全国平均です。
住んでいる地域、家族構成、住宅ローン、教育費、
車の有無によって大きく変わります。
私の場合、退職後の夫婦2人の生活費は、月35万円、
年間420万円をひとつの目安にしています。
この数字を見ると、現実感が出ます。
年間420万円必要なら、10年で4,200万円。
退職から年金開始まで12年あると考えると、
単純計算で5,040万円です。
もちろん、退職金や企業年金、配当金、副業収入もあります。
それでも、生活費の数字を見ないまま
「新NISAを続けているから安心」とは言えません。
私にとって、新NISAより先に確認すべきだったのは、
毎月の生活費でした。
・生活費が分かれば、必要な資産額も見えてきます
・生活費が分かれば、配当金でどれくらいカバー
できるかも分かります
・生活費が分かれば、退職時期を早めてよいのか、
延ばすべきなのかも考えやすくなります
投資より先に、生活費。
これは最近かなり強く感じています。
配当金は安心材料。でも過信はできない
新NISAでは、オルカンやNASDAQ100のような成長資産
だけでなく、高配当系の投資信託やETFも活用しています。
理由は、退職後のキャッシュフローを意識しているからです。
資産額が増えても、毎月の給料がなくなると不安は残ります。
その点、配当金や分配金があると、生活費の一部を
まかなえる安心感があります。
たとえば、退職後の生活費を年間420万円とします。
税引き後の配当金が年間60万円なら、生活費の約14%。
年間120万円なら、約29%。
年間150万円なら、約36%をカバーできます。
この数字はかなり大きいです。
年150万円の配当金があれば、月12.5万円です。
住宅ローンや食費、光熱費の一部を配当金で
まかなえる感覚になります。
ただし、配当金も万能ではありません。
・株価は下がります
・減配もあります
・為替の影響もあります
・高配当資産に寄せすぎると、成長力が落ちる
可能性もあります
だから私は、配当金は安心材料として大切にしつつ、
配当金だけに頼るつもりはありません。
成長資産、配当資産、現金、債券、副業収入。
この組み合わせで考える必要があると思っています。
年金までの空白期間が一番怖い
40代後半になって、一番大きく感じるようになったのが、
年金までの空白期間です。
日本年金機構によると、令和8年度の厚生年金の標準的な
年金額は、夫婦2人分の老齢基礎年金を含めて月237,279円
とされています。
この金額は、老後の生活を考えるうえで大きな柱です。
ただし、問題は65歳までです。
私が2030年ごろ、53歳前後で退職した場合、
65歳まで約12年あります。
この12年間をどう乗り切るか。
ここが一番の課題です。
新NISAを続けていても、年金が始まるまでの生活費が
足りなければ不安は残ります。
・企業型DCもあります
・企業年金もあります
・退職金もあります
・でも、それぞれ使える時期や税金の扱いが違います
・だから、資産額だけではなく、いつ使えるお金なのかを
分けて考える必要があります
50代前半から使えるお金。
60歳以降に使えるお金。
65歳以降の年金。
この時間軸を整理しないと、新NISAを続けていても安心できません。
私が見直したお金の優先順位
以前の私は、できるだけ投資額を増やすことを
優先していました。
現金を厚く持つより、投資に回したい。
会社員収入がある今のうちに、新NISAを埋めたい。
その考え方自体は、今も間違っていないと思っています。
ただ、最近は少し優先順位を見直しています。
私が考える優先順位は、今はこの順番です。
・まず、生活費を把握すること
・次に、生活防衛資金を確保すること
・そのうえで、新NISAを続けること
・さらに、配当資産を育てること
・最後に、副業収入や退職後の働き方を作ること
新NISAは大切です。
でも、新NISAだけが最優先ではありません。
・毎月の生活費が分からないまま投資する
・現金が少なすぎるまま投資する
・退職後の支出を考えずに積立額だけ増やす
これでは、資産が増えても不安は残ると思います。
私自身、現金比率がかなり低いため、退職が近づくに
つれて現金・債券・配当資産を厚くする必要があります。
今はまだ会社員収入があるので、多少リスクを取れます。
でも、退職後は同じ感覚ではいけません。
新NISAは「不安を消す道具」ではなく「選択肢を増やす道具」
新NISAを続ける意味は、不安を完全に消すこと
ではないと思っています。
不安をゼロにすることは難しいです。
むしろ、住宅ローン、教育費、介護、健康、会社の将来、
退職後の生活費を考えれば、不安が残るのは普通です。
大事なのは、不安をなくすことではなく、不安を数字に
することです。
・生活費はいくらか
・配当金はいくらか
・現金は何ヶ月分あるか
・退職金はいくらか
・年金開始まで何年あるか
・新NISAでいくら積み上げられるか
こうやって数字にしていくと、漠然とした不安が
少しずつ具体的な課題に変わります。
私にとって新NISAは、不安を消す魔法の制度
ではありません。
・会社に依存しすぎないための道具です
・退職時期を選べるようにする道具です
・配当金や取り崩しの選択肢を増やす道具です
・将来、自分や家族を守るための道具です
そう考えると、新NISAを続けても不安が残ることは、
決して失敗ではないと思います。
・不安があるからこそ、生活費を見直す
・不安があるからこそ、現金を増やす
・不安があるからこそ、配当資産を育てる
・不安があるからこそ、副業や退職後の働き方を考える
この順番が大事だと感じています。
まとめ
新NISAは、40代会社員にとってかなり
大きな制度です。
私自身も、これからも新NISAは続けていきます。
ただ、新NISAを続けていても、不安が完全に
消えるわけではありません。
・住宅ローン
・教育費
・親の介護
・会社員収入への依存
・退職後の生活費
・年金開始までの空白期間
こうした不安は、投資だけでは解決できません。
だからこそ、私はお金の優先順位を見直しました。
・投資額を増やす前に、生活費を把握する
・新NISAを続けながら、現金も増やす
・成長資産だけでなく、配当資産も育てる
・資産額だけでなく、いつ使えるお金なのかを整理する
・そして、会社の給料だけに頼らない準備を
少しずつ進める。
新NISAはゴールではありません。
不安を消す魔法でもありません。
でも、人生の選択肢を増やすための大きな道具です。
感覚ではなく、数字で判断する。
これからも新NISAを続けながら、40代会社員として、
自分に合ったお金の優先順位を整えていきたいと思います。
※この記事は、私自身の資産形成や家計管理に関する考えを
整理したものです。特定の金融商品をすすめるものでは
ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、運用成果や配当金は
将来保証されるものではありません。
年齢、家族構成、収入、住宅ローン、退職時期、リスク
許容度によって適切な判断は変わります。
最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて行うことが大切です。

