今年から社内資格が一段階下がり、9月に支給される賞与が
これまでより減る見込みになりました。
予想している賞与の支給額は、額面で約176万円です。
176万円と聞くと、「十分多いではないか」と感じる人も
いると思います。私自身も、金額だけを見れば恵まれて
いることは理解しています。
しかし、賞与は額面金額がそのまま振り込まれるわけ
ではありません。
健康保険、厚生年金、介護保険、雇用保険、所得税などが
控除されるため、手取りはおそらく123万〜126万円程度になります。
額面から50万円以上が控除される計算です。
さらに今回は、これまでより社内資格が下がったことで、
今後の給与や賞与にも一定の上限が見えてきました。
正直に書くと、金額が減るのは良い気がしません。
これまで会社の仕事に多くの時間を使い、管理職として
責任を負いながら働いてきました。
仕事が終わらなければ残業し、休日でも仕事のことを
考えることがあります。
それでも、会社の評価制度が変わったり、役割や資格が
変わったりすれば、収入は簡単に変わります。
今回の賞与減少をきっかけに、改めて感じたことがあります。
それは、会社員にとって最も怖いのは、給料が減ること
そのものではなく、生活のすべてを会社の給料に依存
していることではないか、ということです。
会社員の収入は、自分だけでは決められない
会社員として働いていると、毎月決まった日に給料が振り込まれます。
住宅ローン、教育費、食費、光熱費、保険料なども、
その給料が入ることを前提に組み立てています。
私も長い間、給与や賞与は多少の変動があっても、
基本的には今後も続くものだと思っていました。
しかし、実際には自分の努力だけで収入が決まるわけではありません。
会社の業績、評価制度、上司の判断、組織変更、役職定年、
社内資格、担当業務など、さまざまな要因によって変わります。
どれだけ真面目に働いても、会社の制度が変われば収入が
下がることがあります。
反対に、それほど成果を出せていないと感じる年でも、
会社全体の業績が良ければ賞与が増える場合もあります。
会社員の収入は安定しているように見えますが、
最終的な金額を決める権限は自分にはありません。
私は現在48歳です。
これから50代に入ると、大幅な昇給や昇格を期待するより、
給与が横ばいになるか、少しずつ下がる可能性を考えた方が
現実的です。
若い頃のように、「頑張れば来年は給料が増える」と
単純には考えられなくなりました。
だからこそ、会社の給料を増やすことだけに力を使うのではなく、
会社以外の収入や資産を育てる必要があると感じています。
総資産5,800万円でも、不安はなくならない
現在のわが家の総資産は、約5,800万円です。
投資信託、米国ETF、米国株、日本株、持株会、債券、
現金などに分けて保有しています。
5,800万円あれば、会社の給料が多少下がっても
問題ないように見えるかもしれません。
ただ、実際には住宅ローンが残っています。
子どもの教育費もこれから必要になります。
退職後は健康保険や住民税を自分で負担しなければなりません。
夫婦2人になった後の生活費も、月35万円程度は見込んでいます。
仮に年間420万円を使うとすれば、5,800万円は単純計算で約13年分です。
もちろん、全額を現金で使うわけではなく、投資を続けながら
取り崩す予定ですが、決して一生安心できる金額ではありません。
さらに、株式市場が大きく下落すれば、5,800万円という資産額も
一時的に大きく減ります。
そのため、資産が増えたからといって、会社への依存が
完全になくなるわけではありません。
ただし、資産を積み上げてきたことで、会社への依存度は
確実に下がりました。
以前であれば、賞与が減ると聞くだけで、
生活全体が崩れるような不安を感じていたと思います。
今は、「減るのは残念だが、家計を少し見直し、投資額を調整し、
副業を育てれば対応できる」と考えられます。
資産形成の本当の意味は、単にお金を増やすことではなく、
会社に人生のすべてを握られない状態を作ることなのかもしれません。
持株会への依存も少しずつ減らしている
会社への依存を考えるうえで、見直したものの一つが持株会です。
持株会には会社からの奨励金があり、
私の場合は拠出額に対して12%の補助があります。
毎月5万円を拠出すれば、会社からの補助を含めて
5万6,000円分の自社株を購入できます。
年間では賞与分も含め、約100万円が積み上がる仕組みです。
12%の補助は非常に魅力的です。
そのため、持株会そのものをすぐにやめるつもりはありません。
一方で、給料も賞与も退職金も会社に依存し、さらに金融資産
まで自社株に集中するのはリスクが高いと考えるようになりました。
会社の業績が悪化すれば、賞与が減るだけでなく、
保有する自社株の価格も下がる可能性があります。
収入と資産が同時に影響を受けることになります。
そこで、持株会で一定額が貯まったら一部を売却し、
オルカン、NASDAQ100、米国ETF、日本株ETFなど、
会社とは関係のない資産へ移す方針にしています。
会社から受け取れる制度上のメリットは利用しながら、
資産は会社の外へ移していく。
これが、今の私にとって現実的な会社との距離の取り方です。
投資だけに頼るのも危険だと思っている
会社への依存を減らす方法として、
投資を思い浮かべる人は多いと思います。
私も毎月、オルカン、NASDAQ100、SCHD、日本高配当株、
テクノロジー関連ETFなどへ積み立てています。
長期的には、預金だけで保有するよりも、株式を中心に運用した方
が資産を増やせる可能性があると考えています。
ただし、賞与が減った分を投資で取り戻そうとは考えていません。
短期間で利益を出そうとすれば、個別株や信用取引などに
資金を集中させたくなるかもしれません。
しかし、それでは会社への依存を減らす代わりに、
株式市場への依存を強めるだけです。
投資には、毎月安定した給料のような確実性はありません。
年間で数百万円増える年もあれば、反対に数百万円減る年もあります。
そのため、投資はあくまで長期的に資産を育てる柱として考えています。
賞与が減ったときに必要なのは、リスクを高めることではありません。
まず支出を見直し、無理のない範囲で積立を継続し、現金も確保する。
投資で一発逆転を狙わないことが、結果的には会社への依存を
減らすことにつながると思っています。
副業収入はまだほぼ0円
会社以外の収入源として、
現在最も力を入れたいと考えているのが副業です。
私はブログ、note、Kindle出版を続けています。
ブログはGoogle AdSenseの審査に合格しましたが、
収益はまだごくわずかです。
noteも無料記事が中心で、有料記事からの収益はまだありません。
Kindleも何冊か出版していますが、毎月安定して
まとまった金額が入る状態にはなっていません。
つまり、副業収入は現時点では、ほぼ0円に近い状況です。
それでも、副業を続ける意味はあると考えています。
会社の仕事は、どれだけ頑張っても、異動や担当変更に
よって自分の実績が見えにくくなることがあります。
退職すれば、それまで作った資料や仕組みも基本的には会社に残ります。
一方、ブログの記事やKindle本は、自分の資産として残ります。
今日書いた記事が、半年後や1年後に読まれる可能性があります。
過去に出版した本が、後から購入されることもあります。
すぐにお金にならなくても、積み上げたものが将来の収入につながる可能性があります。
2026年の副業目標は、12月までに累計1万円です。
月1万円ではなく、半年近くかけて累計1万円です。
決して大きな目標ではありません。
それでも、自分の経験や文章から初めて1万円を生み出せれば、
会社以外から収入を得られることを証明できます。
2027年には、月1万円以上を目標にしています。
まずは月1,000円、次に月3,000円、そして月1万円。
小さくても、自分で作った収入を積み上げていきたいと思っています。
会社の仕事に本気になりすぎない
今回の賞与減少を受けて、もう一つ考えたことがあります。
それは、会社の仕事に本気になりすぎないことです。
もちろん、給料を受け取っている以上、任された仕事は責任を
持って進めます。
周囲に迷惑をかけるような働き方をするつもりもありません。
ただ、会社の評価を上げるために、すべての時間と体力を
使う働き方は見直したいと思っています。
仕事を持ち帰り、休日も会社のことを考え、睡眠時間を削る。
そこまでして評価を上げても、制度変更や社内資格に
よって収入が下がることがあります。
会社の評価は、自分では完全にコントロールできません。
それならば、一定の評価を維持しながら、余った時間を
家族、健康、副業、資産形成に使った方が、人生全体では
合理的ではないかと思います。
会社の仕事を手抜きするのではありません。
会社の仕事だけを人生の中心にしない、ということです。
・本業は、毎月の生活費と社会保険を支えてくれる大切な土台
・投資は、時間をかけて資産を育てる柱
・副業は、将来の収入源を作るための種
・節約は、収入が減ったときにも生活を守る防波堤
この4つのバランスを取りながら、少しずつ会社への依存度を下げていきたいと思っています。
賞与が減ったことを、悪い出来事だけで終わらせない
賞与が減ること自体は、やはり残念です。
同じ仕事をしているつもりでも、受け取る金額が下がれば、
評価されていないように感じることもあります。
しかし、今回の出来事がなければ、私はこれからも
会社の評価を気にしすぎていたかもしれません。
給料がほぼ上限に近づき、今後大きく増える可能性が低い
のであれば、これからの時間は会社の給料を増やすこと
だけに使うべきではありません。
会社から受け取れる給与と制度は冷静に活用する。
・投資で資産を育てる
・無理のない節約を続ける
・副業で小さな収入源を作る
・そして、会社以外にも自分の居場所を作る
すぐに会社を辞めるわけではありません。
むしろ、会社員という安定した立場を活用できる間に、
会社がなくても生活できる準備を進めたいと考えています。
賞与が減ったことを、単なる収入減少で終わらせるのではなく、
自分の働き方とお金の使い方を見直すきっかけにする。
会社に依存しすぎない人生は、一度の大きな決断で
完成するものではありません。
・持株会の比率を少し減らす
・投資先を分散する
・毎月の支出を把握する
・週に数時間、副業に使う
そうした小さな行動の積み重ねによって、
少しずつ作られていくものだと思っています。
今回の賞与減少は、正直に言えばうれしい出来事ではありません。
それでも数年後に振り返ったとき、
「会社以外の道を本気で作り始めたきっかけだった」と思えるように、
これからも準備を続けていきます。




